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更新日時:2015.06/11

立ち座りが辛い!「変形性関節症」の原因と予防・改善法


立ち座りが辛い!「変形性関節症」の原因と予防・改善法

「ひざなどの関節が痛くて、立ち座りや階段の上り下りが辛い……」
そんな症状にお悩みの方はいませんか?

関節痛のお悩みは40代頃から増えてきます。
リウマチやスポーツによる負荷の影響で起こる関節痛もありますが、最も多い原因は「変形性関節症」と呼ばれる病気。
40歳以上の5人に1人がこの病気にかかると言われています。

今は特に痛みがないとしても、予防対策を心がけておきたいですよね。
今回は、変形性関節症についてお伝えします。

変形性関節症ってどんな病気?

変形性関節症ってどんな病気?

私たちの身体の中で、骨と骨のつなぎ目にある「関節」。
関節には、身体を動かす働きと、身体を支える働きがあります。
この二つの働きをサポートしているのが、関節を覆う「軟骨」です。

軟骨は滑らかで弾力性がある半透明の物質で、関節の動きをスムーズにしたり、衝撃を吸収したりする役割を担っています。

年齢を重ねるにつれて、軟骨はすり減ってきます。
クッションの役割を果たしていた軟骨がすり減ることで、骨と骨がじかに接するようになり、周辺に炎症が起こり痛みを感じるようになります。
これが変形性関節症です。

変形性関節症が最も多く起こるのは、膝の関節です。
これが進行すると、痛みのため立ち座りや階段の上り下りが辛くなったり、
正座できなくなったりするのです。

変形性関節症を予防・改善するには?

変形性関節症を予防・改善するには?

変形性関節症は、加齢だけが原因ではありません。
生活習慣も原因となっていることが多く、生活習慣病の1つであるとも言われています。
つまり、関節に負担がかかるような習慣を見直し、良い習慣を持つことが予防や改善につながるというわけです。

・軽い運動を習慣に
脚、特に太ももの筋肉の衰えは膝への負担を大きくし、変形性関節症の原因となります。
ウォーキングなどの軽い運動を行って適度な筋力を保つことは、変形性関節症の予防に効果があります。
膝に痛みがある場合は無理な運動は避け、痛みの少ない時に軽い体操などを
取り入れるようにしましょう。

・太り過ぎに注意
太っている人は、体重を支えるために関節への負担が大きくなり、
変形性関節症になりやすいことがわかっています。
食事などに注意して、適度な体重を保つようにしたいですね。

・軟骨や骨を強くする栄養を摂る
軟骨の構成成分である「コラーゲン」「グルコサミン」「コンドロイチン」、軟骨の働きを助ける「オメガ3脂肪酸」、骨を強くする「カルシウム」などの成分を食事やサプリメントで摂ることで、 変形性関節症の予防や改善に効果が期待できます。

たかが関節痛と考えていると、将来の寝たきりのリスクにつながることもあります。
関節を守る生活習慣を心がけていきたいですね。

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