どうして白くなるの? 気になる「白髪」原因と対策
白髪を見つけてしまうとショックなものですよね。
一本あるだけで気になってしまうし、「これからだんだん本数が増えていくのかな……」なんて考えると気が重くなってしまいます。
多くの場合、白髪は老化現象の一つとして現れます。
とは言え、若くても白髪に悩む方も少なくありません。
また、同じ年齢でも白髪の多い人、少ない人がいるのも事実。
どうして白髪が生えてしまうのでしょうか?
予防や改善に有効な方法はあるのでしょうか?
気になる白髪の原因と対策についてお伝えします。
白髪が生える原因は?
白髪が生えるメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、髪の黒い色のもととなるメラニン色素を作る「メラノサイト」が減少したり、
メラニン色素の生成に関わる酵素「チロシナーゼ」がうまく働かなくなったりすることで、髪に色をつけることができなくなると考えられています。
白髪の原因には、加齢以外にも、栄養不足や睡眠不足、ストレス、病気、遺伝などさまざまなものがあります。
生活習慣や食生活を見直すことで白髪が増えるのを防いだり、
改善したりすることにも役立つと考えられています。
白髪予防・改善のためのポイント
・良質な睡眠をとる
私たちの身体の成長を促す「成長ホルモン」は、成長期だけではなく大人になっても分泌され、新陳代謝を促す働きをしています。
成長ホルモンの分泌が減ることは白髪の原因の一つと考えられています。
成長ホルモンは、入眠から3時間程度の深い眠りの時に最も多く分泌されます。
つまり、入眠時から熟睡して成長ホルモンを促すことは、白髪の予防や改善に役立つのです。
寝室の環境や寝具、寝る前の習慣などを見直して質の良い睡眠をとれるようにしましょう。
・血行を良くする
頭皮や髪には、血液によって栄養や酸素が届けられます。出産後など、血液を大量に失った後に白髪ができやすいのは、血液によって十分な栄養や酸素が届けられないためだと考えられています。
このため、入浴や有酸素運動などで全身の血のめぐりを良くすることが白髪の予防・改善につながります。
また、ブラッシングや頭皮マッサージで頭皮の血行を促すことも大切です。
・ストレスをためない
ストレスが白髪の原因になることもあります。
メラニンを作るメラノサイトは、神経細胞と似た性質を持っているため、ストレスを受けると正常な働きができなくなるのです。
また、ストレスによる自律神経の乱れは血行不良にもつながります。
ストレスを感じている時は、できるだけリラックスする時間を取るように心がけたり、好きなことをするなど、自分なりのストレス解消法を持つようにしましょう。
・白髪に効く食品・栄養を摂る
ビタミンB6、B9、B12、葉酸、パントテン酸、ビオチンなどのビタミンB群は白髪の予防・改善に効果があると言われています。
レバーや魚介類、緑黄色野菜などに含まれるので、バランスよく食べるようにしたいですね。
また、血行を良くする効果のあるビタミンE(ナッツ類や植物油などに含まれる)や、DHA・EPA(青身魚などに含まれる)も白髪の予防・改善に役立ちます。
細胞の新陳代謝を促す核酸(サケの白子やちりめんじゃこ、煮干しなどに含まれる)も、頭皮や毛髪の老化を防ぎ、白髪の予防や改善に役立つとされています。
老化現象として現れる白髪を完全に防ぐのは難しいですが、生活習慣や食生活を見直すことで、白髪が増えるのを防いだり白髪になってしまった髪を再び黒髪に戻したりといったことにつながります。
若々しい黒髪を保つための生活を心がけていきましょう。
▼若々しさを保ちたい方に:核酸スーパーセル【匠】