何をやっても痩せないのは体内に潜む「デブ菌」のせい!?
いよいよ夏本番が近付いて参りました。同時に肌の露出も増える季節です。本格的にダイエットを考えている方も日々増えている事とお察しします。
そこで今回はダイエットに関する耳寄りな情報をお届けしたいと思います。
ダイエットといえば食事制限や運動が大切です。または、食べ物の吸収を抑える食品やサプリメントを摂ることで楽に痩せようと考える方も多いはずです。しかし、いくらやってもなかなか結果が出ない方や直ぐにリバウンドしてしまう方も後を絶ちません。
太りやすい人はデブ菌が多い
実は、最近解明されてきた興味深い研究があります。何をやっても痩せない方、それは「デブ菌」が原因かもしれません。体内に「デブになる菌」があるために何をやっても痩せないのです。
一聞するとアニメや漫画のような話ですが、デブ菌は誰が持っていてもおかしくない菌で、正式名称は「ファーミキューテス」と言い、不要な栄養素までも吸収させてしまう特徴を持っています。
この菌の生息地は「腸」です。
人間は、食べたものの栄養素や水分の80%を小腸で吸収します。そして吸収しきれなかった栄養素のうち必要なものは大腸で吸収して、不要なものは便として体外に排出します。
この時に「デブ菌」が腸内に大量にいると、余分な水分や栄養までもどんどん体内に吸収してしまうため、太ってしまうのです。いわゆる太りやすい体質の方は「デブ菌」が多いというわけです。
反対に、健康な体を作るために働く「痩せ菌」なる菌も腸内には生息しております。この菌は過剰な脂肪や糖質の吸収を抑えてくれるありがたい菌です。
健康的な体の秘訣はデブ菌と痩せ菌のバランス
肥満体質を変えるには、「デブ菌」と「痩せ菌」の比率を変えることです。理想的なデブ菌と痩せ菌の割合は4:6。「痩せ菌」が有利な腸内環境を作ることで、過剰な栄養を体内に吸収し溜め込んでしまうという体質を改善することができます。
「痩せ菌」を増やすにはどうしたら良い?
発酵食品は腸活の基本!
腸内環境を整えるためには乳製品やヨーグルトが良いとあちこちで耳にしますね。しかし、牛乳やヨーグルトに入っている乳糖を餌にしている乳酸菌は、実は弱い乳酸菌のため、胃酸で全滅してしまい、生きたまま腸に届くことはありません。また、動物性のタンパク質を過剰に摂取するとアレルギーの原因になったり、骨粗鬆症の原因になったりしてしまうのです。
そこでおすすめなのが、ぬか漬けなどの漬物や味噌、納豆、キムチなどの植物発酵乳酸菌を積極的に摂ることです。植物という糖の少ない環境で凌ぎを削って生き抜いた乳酸菌はとても強いので、胃酸にやられても生き抜く菌が多く見られるからです。
まずは腸内細菌のバランスを整える食習慣を心がけ、体質を変えることから始めましょう。そして食べ過ぎと運動不足に気をつけて今年の夏を有意義に過ごされてはいかがでしょうか。
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◆ 筆者略歴 | |||||
淺間 真二(あさま しんじ) │ 健康アドバイザー | |||||
1963年東京生まれ。健康業界に20年間以上携わり、全国各地で健康セミナーや講演活動、健康食品のプロデュースも行っている。 長年の研究や経験から、体作りの基礎として「腸を健康にすること」「体温を上げること」「酵素を摂ること」の3つの健康法を提唱している。 (講演や取材のご依頼はお問合せページよりお願いします。) |