2007年10月01日(月)
古典に親しむ?
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Syouyaは2歳9ヶ月。 もう1年位前からでしょうか、少し古風なものが好きです。
その始まりはひとつのテレビ番組から。
某局の子供番組、"にほんごであそぼ"。何気なく見せていた幾つかのテレビ番組の中でsyouyaが特別興味を示したのが、この番組でした。
これは、日本の代表的な文学作品や古典、漢詩・漢文などの有名なフレーズを題材に、主に出演者の子供たちが歌や簡単な劇にのせて面白おかしく紹介していくものです。
Syouyaは意味が分かっているのかいないのか、このテレビ番組を食い入るように見、真似て自然と古典などのフレーズを口ずさむようになりました。
中でも大好きなのが、清少納言の枕草子…"春はあけぼの"で始まるあの有名な作品です。私は特に教育熱心な方でもないのですが、syouyaがそのフレーズをあまりにも毎日口にしているので、興味本位で"春はあけぼの"の絵本を買ってきたところ…他のキャラクターなどの絵本をさしおいて、大のお気に入りに。そして気づいた時には、春から冬まで殆ど覚えていました。…しばらくして興味が落ち着いてきてあまり読まなくなり、最近は半分くらい忘れてしまったようですが…。
別に覚えさせようとした訳ではないし、他の絵本は好きでも覚える事など殆どなかったのに何でだろう、と疑問に思っていたのですが、もう一つ、syouyaが興味を持ったものから、何となく理由が分かったような気がしています。好きな理由は…言葉の奏でる音。
Syouyaがもう一つ興味を持ったものとは狂言でした。子供にとっては退屈なものなのかな、と思ったら全くの逆。あの独特な音は、子供にとってきっと、動物の鳴き真似やキャーキャー叫んだりするのと同じくらい、何とも魅力的な声の遊びなのでしょう。
そんな遊びに今の大人がなかなか気付かないのは…きっと色々な娯楽に掻き消されてしまっているから。古典や狂言だって、昔は皆が楽しんだ、現代の漫画やコンサートのようなもの。学校で習うもの、なんて特別視しないでもう少し興味を持ってみようかな、なんて、2歳の息子に気付かされたママでした。 | | |
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