2005年09月01日(木)
2005年9月号 ≪〜人見知り〜≫
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BABYが7、8ヶ月になると人見知りが始まる。
普段顔を合わせない人を見るとそれだけで泣き出す、顔を見ただけなら大丈夫でも触られそうになったり抱っこされそうになると泣いてしまう、男の人・メガネをかけた人など、特定の風貌の人が苦手、など、その状態は様々だけれど、少なからず、何らかの症状が出る。
これは、BABYの中で人の区別がつき、パパママなど近しい人がはっきりと認識されるからであり、喜ぶべき成長のあかしである。 それでも大人からすれば、笑顔で近づいていって突然泣かれたらさみしいものがあるし、BABYの親としても笑いかけてくれた人に対して申し訳なさがこみあげる。
幸い、もうすぐ9ヶ月になるうちのBABYは、機嫌の良い時なら殆ど人見知りの症状は出ない。もともと眠い、おなかがすいた、など他に泣く要因があるときには『見慣れぬ人』が泣き出す着火材になることがあるけれど、大抵は知らない人が近づいても抱っこしてくれても平気。逆に、お出かけの時などにぐずって困った時に知らない人が笑いかけてくれると機嫌が直ったりする。 よく、そんなBABYを見た人から『愛想がよくて親孝行だね』と言われるけれど、本当にその通り。BABYの愛想のよさで何度も助かっている。
思えばうちのBABYは、生まれて間もない頃から外の人と顔を合わせる機会が多かった。いつも違う顔に覗き込まれることにより、知らず知らずのうちに見慣れぬ人に対する免疫がついたのだろう。
生まれてからまだたった9ヶ月。私たち大人が何気なく日々暮らしていたその9ヶ月の間に、BABYは『親』を認識し、『見慣れぬ人』への免疫を作り、外からの笑顔に対して笑顔で応えることを学んでいた。
大人が惰性で過ごしてしまうその1時間で、BABYは数えきれないほどの新しいことをどんどん経験し、覚えている。 BABYが目に見えるもの、耳に入る音、全てを吸収している今この瞬間、大人である私たちはいったいどれだけのことを感じられるのだろうか・・・。 | | |
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