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2005年08月01日（月）
2005年8月号 ≪〜親〜≫
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『親の威厳』についてどう思いますか？
あなたにとって、お父さんは尊敬できる人？
よく、『子供が父親と話したがらない』とか、『顔も合わせない』とかいう話を聞く。特に女の子に至っては、洗濯物を一緒にすることすら嫌う。『居場所が無い』と、世間のお父さんたちは、悩んでいるらしい。
私は、自分の父親が大好きだ。反抗期といわれる中・高生時代も、一緒に食事に行ったり遊びに行ったりしたし、よく話もした。働くようになってからはよく仕事の相談もしたし、2人で飲みに行ったりもする。私の父はとっても素晴らしい人、今も昔もずっとそう思っている。
自分に子供が生まれ、母と、子育ての話題だけでなく夫婦関係についても話す機会が増えた。結婚をしてまだ日が浅い私にとって、結婚生活は幸せでもあり、悩みと疑問にぶつかることの連続。友人には相談しないけれど、母親には色々と話す。そんな中で今更ながら気付いたことがあった。『一度もケンカをしたことがないと思っていた両親でも、たまには意見が食い違うことがあったんだ』と。
相対的に見ても私の父親は素晴らしい人だと思う。でも、それをより強く私に認識されたのは、まぎれもなく母親の力。小さいときから、『父は偉大』と刷り込まれていた気がする。
きっと、今、家の中で立場の無いお父さんたちには、それが無い。
子供は親を無条件に尊敬するのではない。特に、いつも一緒にいない父親のことを自然に尊敬しろというのは無理な話である。母親が、『お父さんは素晴らしい人なのよ』と教え、子供の前で夫を立てて初めて父親に対する尊敬の気持ちが生まれるのではないかと思う。
お母さんたちは、頑張らなければならないのである。でも頑張るのは母親だけの役割ではない。
居場所の無いお父さんたちは、『子供の前でオレをじゃけんに扱うんだ』と言う。そういう人たちにはまず、『奥さんを、大切にしてますか？』そう聞きたい。
夫だって妻に対し、それなりの気を遣わなければならない。外でお金を稼いでくるのは夫であっても、妻は無報酬で24時間労働をしている。それをわかって、夫婦が互いに感謝し、尊敬しあってはじめて、子供が親を尊敬する環境が出来るのではないかと思う。
そして、これは私の子育てにおいての大きな課題でもある。 | | |
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