20090619(金)
中心性網膜症(ちゅうしんせいもうまくしょう)について
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最近、字がうす暗くてはっきり見えない、または物が歪んで見える、小さく見える…。このような症状が当てはまる方は、中心性網膜症という病気の可能性があります。(正式の病名は中心性漿液性脈絡網膜症(ちゅうしんせいしょうえきせいみゃくらくもうまくしょう)といいます。) 中心性網膜症は、網膜(映像を感じる部分)の中心が水ぶくれのように腫れることでこのような症状が起こる病気です。原因ははっきりしていませんが、30〜40代の男性に多く、過労やストレス、喫煙などは発症率を高くするようです。自然に治癒することも多いのですが、再発することもよくあります。 治療方法としては、まずはなるべく過労を避けてストレスをためないようにします。(難しいことですが…)そして、腫れを改善する薬やビタミン剤などの内服薬を使って経過を観察します。それでも改善しない場合は、レーザー光線で処置をして腫れを引かせる必要があります。この病気が長く続くと、視力が低下する、物が歪んで見えるなどの症状が残る可能性がありますので、放置せずにまずは眼科で検査を受けることをお勧めします。
水天宮藤田眼科 院長 藤田浩司 http://www.cojin.org/sfoc/ | | |
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