2008年04月15日(火)
変形性膝関節症
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椅子から立ち上がる時、階段を下る時などに膝に痛みを感じたり、腫れが出て伸びなくなったりしたことはありますか?そういった症状がある方は、変形性膝関節症という病気が考えられます。この病気は、膝の関節軟骨の磨耗により骨形成が起こり、関節が変形します。そのために、関節に水が溜まって腫れたり炎症が起こって痛くなったりします。膝の変形は使いすぎ、肥満、O脚、外傷などが原因でもおこりますが、一番の原因は加齢です。 主な症状は、歩き始め、立ち上がり、階段の上り下りでの痛みや、正座、しゃがめない、膝が腫れる、などです。 レントゲン撮影で主な診断や治療方針を決定します。関節リウマチ、半月板損傷であるかもその際にわかります。治療方法は病気の程度によって異なります。筋力強化を中心とした運動療法、ヒアルロン酸の関節内注射、膝装具などの装具療法、関節鏡・骨切り術・人工関節置換術などの手術療法、などさまざまな方法があります。治療法が異なっても筋力強化、可動域訓練、物理療法のリハビリは最も重要です。 痛みがある場合は、早期に検査をし、病気を発見し関節の変形が起こる前に治療しましょう。 上記の症状がある方は、まず整形外科医にご相談ください。
河合クリニック 院長 河合 清 http://www.eva.hi-ho.ne.jp/kawai-clinic/ | | |
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