2010年04月09日(金)
檸檬 梶井基次郎/著(新潮社)
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対象:一般
あらすじ 主人公の私は、「えたいの知れない不吉」を抱え、途方に暮れ、京都の街をさまよい歩きます。 ある日、果物店でレモンを見つけその美しさにひかれ1つだけ買います。次に丸善に行き、レモンを爆弾に見立てて置いて、そして、街に戻っていきます。
=====おすすめコメント===== 「レモン」を置いて帰るという短い話で、短いわりには複雑な小説といえます。 この作品は梶井基次郎が大正11年に21歳のときに書いた小説です。 当時、梶井は結核のため体調不良から、放蕩を続けていました。そうした精神状態がこの小説に反映されています。
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