いきいき健康らいふ
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20091211(金)  涼しい秋、寒い冬は日焼け止めを塗らなくていいの?(最終回)
 シミやシワの原因となる紫外線。日差しが強く暑い夏には、日傘をさして出歩く女性を多く見かけましたが、最近はめっきり少なくなりました。では、秋や冬はUVケアをしなくてもよいのでしょうか。実は冬でも、夏の紫外線の約4分の1の量が降りそそいでいます。また曇りの日でも晴れの日の約60%、雨の日でも約30%あるといわれています。1年を通じて紫外線対策は必要ということになります。日傘をささないまでも日焼け止めだけは使用したいものです。
 そこでよくみかけるUVカット効果を表すSPFについて。その正確な意味を皆さんご存知でしょうか。SPFとはUVカットの有効時間を示す数値です。SPF1で20分間の効果があるという意味です。たとえばSPF30の表示があれば、20分間×30=600分間(10時間)の効果があるということになります。このSPF1=20分間は、20分間で日焼けをする人を基準としていますので、実際には個人差がありあくまで目安です。しかも、期待できる有効時間の間、最後まで充分な効果があるわけではありませんので、こまめな塗り直しが必要です。また塗る量が充分でないと効果が発揮されませんので、時間をおいての重ねづけが必要です。これからの季節も日焼け止めを正しく使用し、紫外線対策を忘れずにお過ごし下さい。

スキン・ソリューション・クリニック
院長 脇田 加惠
http://www.skinsolutionclinic.com/

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