20090911(金)
網膜剥離(もうまくはくり)
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網膜剥離とは、網膜(眼の内側にある、ものを見るための神経の膜)が眼球の内部で剥がれてしまう病気です。何らかの原因で網膜に穴が開き、そこから水が入り込み網膜が浮き上がることによって起こるのが一般的です。網膜が剥がれた部分は光や色を感じる機能が失われてしまうため、見える範囲が狭くなります。剥がれた部分が拡がって網膜の中心部分にまで及ぶと視力が低下します。 初期症状としては、黒い点やゴミのようなものが飛んで見える (飛蚊症)、ピカピカと光って見える(光視症)ことなどが挙げられます。そのまま放置すると、多くの場合剥がれた部分が拡がって失明に至ることもあり、大変危険です。早期発見、早期治療が失明を防ぐ第一歩ですので、飛蚊症や光視症に気付いたら早めに眼科で眼球の内部(眼底)の詳しい検査を受けることが大切です。 また、近視が強い方、アトピー性皮膚炎の方、眼を強く打った方なども、網膜剥離になる可能性があるため、上記の症状がなくても眼科での検査をお勧めします。
水天宮藤田眼科 院長 藤田 浩司 http://www.cojin.org/sfoc/ | | |
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