2006年08月01日(火)
ガングリオン & テニス肘
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ガングリオン Q.以前から右手背に小さなしこりがありましたが、最近大きくなり、手首を動かしたり、押したりすると痛いので悩んでいます。 A.手背部の腫瘤で一番多いのはガングリオンと言われる良性の腫瘍です。 関節包や腱鞘から発生したものが、皮下に表れてきたもので、内容は関節液に似ていますが、一般的には透明でゼリ−状です。 通常は痛みはありませんが、関節炎、腱鞘炎を併発したり、周辺の神経を刺激すると痛みが出ます。 治療は針を刺してゼリ−状の内容を排出するだけで治ります。 再発をくり返すときは手術で摘出することもあります。
テニス肘 Q.1ヶ月前に引越しで重い荷物を運んでから右肘に痛みが出て、1週間前からは右手首を動かすと痛みが増すようになりました。どうしたのでしょうか。 A.いわゆるテニス肘と思われます。 正式な名称は上腕骨外上顆炎と言いますが、テニスプレ−ヤ−によくみられるため、このように呼ばれています。 手指の伸筋腱の付着部の炎症で、日常では雑巾を絞ったり、物を握ったりすると痛みが出て、ひどくなるとコップを持ったり、電話の受話器を持ったりするのも辛くなることがあります。 痛い動作を極力避け、安静を保持し、湿布などをしていれば3〜6ヶ月で治ります。 但し、痛みが強ければ注射をしたり、特別なバンドを装着することを勧めます。
******************************************************** 参照ホームページhttp://www.eva.hi-ho.ne.jp/kawai-clinic/ 医療法人社団麗会 整形外科河合クリニック 院長 河合 清 ********************************************************
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