いきいき健康らいふ
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2006年01月01日(日)  自律神経失調症 その4
Q.ストレスによって自律神経失調症にもなるのですか?
 また、他の病気を誘発する恐れはあるのでしょうか?


A.【ストレスと自律神経失調症の関係について】自律神経は脳の「視床下部」というところでコントロールされています。この視床下部は、本能的欲求や感情を司る「大脳辺縁系」によって支配され、さらに大脳辺縁系は、理性を生み出す「大脳新皮質」によって支配されています。そのため、ストレスなどによって過剰な精神的疲労や身体的疲労が重なると、大脳新皮質が大脳辺縁系の働きを抑えてしまうため、食欲や睡眠欲などの本能的欲求が抑えられたり、感情が乏しくなってしまいます。そして、これらのトラブルは視床下部の働きにも影響するため、自律神経のバランスが乱れて体にさまざまな症状を引き起こします。

【自律神経失調症と他の病気との関連】自律神経失調症は、過剰なストレス状態に対する体の警告反応ですから、放って置くと様々な心身症(例えば、高血圧、胃炎、糖尿病、不整脈、過敏性大腸症候群、過呼吸症候群、パニック障害など)にすすむ可能性が高く、場合によっては重篤な身体的疾患に発展することもありますし、精神的にも様々な不安障害やうつ病を併発することもあります。他の病気と同様に、早期のうちに対処することがとても大切です。

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参照ホームページhttp://www.michiwa.co.jp/clinic/index.htm
ミチワクリニック 院長 佐久間一穂
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