2005年06月01日(水)
裂孔原性網膜剥離(れっこうげんせいもうまくはくり)
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網膜剥離とは、網膜(眼球をカメラに例えるとフィルムに相当する眼の奥に広がる薄い膜)が何らかの原因で穴ができ剥がれてしまう病気です。
網膜が剥がれた部分は光や色を感じる働きがない為に本来見える範囲が見えなくなり、さらに中心に及ぶと視力にも障害が出ます。前兆・初期症状には「飛蚊症(ひぶんしょう)(ゴミが飛んでいる様に見える)」「光視症(こうししょう)(眼の中でピカピカ光がはしる)」などがあります。 放置すると多くの場合、剥がれた範囲がさらに拡大し手術を行っても失明に至る事があり大変危険です。飛蚊症・光視症に気付いたら眼科で眼底検査を行い網膜に異常がないかを確かめる事が大切です。 飛蚊症などの症状があると即、網膜剥離という訳では決してないですが、早期発見・早期治療が失明を防ぐ第一歩なのです。また、強度近視の方、アトピー性皮膚炎の方、身内に網膜剥離の方がいる方、眼を打撲した方も注意が必要と言えます。
次号は「飛蚊症」についてもう少し詳しくお話しましょう。
******************************************************** 参照ホームページhttp://www.cojin.org/hfoc/ 医療法人社団浩仁医会 八丁堀藤田眼科 院長 桝田 英郎 ******************************************************** | | |
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