2009年11月13日(金)
あの電車を救え〜親友、岸 由一郎とともに〜 笹田昌宏/著(JTBパブリッシング刊)
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対象:一般
あらすじ 「岩手・宮城内陸地震」で亡くなった鉄道博物館の学芸員、岸由一郎さん(享年35歳)の軌跡を綴った本です。全国の鉄道で廃止になり、朽果てていく施設や車両には文化的な遺産として保存する価値の高い物がたくさんあります。また、幸運に保存されても屋外展示のために荒廃の末に解体撤去されるものもあります。岸さんは、その保存のために関係者への働きかけはもとより、ボランティア作業による車両の補修等を通じて人々の心を動かし、幾つもの鉄道施設跡や廃車両を保存・公開しに持込みました。運命の日、彼は「くりはら田園鉄道」廃止後の施設や車両の保存・活用に向けて奔走していました。
=====おすすめコメント=====
鉄道を愛してやまず。 プロの学芸員として資料に対する真摯な姿勢や鉄道に対する愛情が著者の文章を通じて伝わってきました。地道な活動とその成果については、鉄道ファンに限らず、多くの方に知っていただきたいと思います。 (日本橋図書館 松本麻夫さん)
●問合せ:日本橋図書館(03-3669-6207) | | | |
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